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一般的な歯科治療
甘い物や冷たい物を口にしたときに歯に痛みがある場合、虫歯の可能性があります。虫歯を放置していると、やがて神経に達し、激しい痛みを伴います。虫歯は進行するほど大きな治療が必要となってしまいますので、歯が痛いと思ったら早めに当院にお越しください。
初期の虫歯は、歯のミネラル分が溶け出した状態です。この状態であれば、フッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くことで、自然に改善することもあります。しかし、進行すると歯に穴が開き、虫歯の範囲が広くなっていきます。その後、歯の神経にまで虫歯が達すると、歯の神経を除去し、歯の内部を消毒する根管治療が必要になります。それでも治療をせずに虫歯を治療しないでおいておくと、歯槽骨にまで虫歯が進み、歯ぐきの中に膿がたまることがあります。この状態になると、多くの場合は抜歯処置が必要となります。
虫歯は歯を溶かす病気ですので、再発を繰り返すと、それだけ歯が弱くなり、歯の寿命を縮める結果につながります。できるだけ長い間歯を保つために、早期発見・早期治療を心がけ、虫歯になりにくいケアと食習慣を身につけましょう。
セレックシステム
一般的に、歯の詰め物やかぶせ物は歯科技工所にて製作を行うため、型採りをしてから、装着するまでに1週間程度かかります。一方、セレックというCAD/CAMシステムを利用すれば、院内で詰め物・かぶせ物の製作が可能となり、より短期間で治療が可能です。
CAD/CAMはコンピューターを用いて設計・製造を行う技法です。セレックは、このCAD/CAMによって、白い詰め物・かぶせ物を院内で短期間に製造することを可能とした治療システムです。
治療の流れとしては、3D光学カメラを使用して治療箇所をスキャンし、データをコンピューターに取り込みます。そして、コンピューター上で修復物の設計を行い、ミリングマシンでセラミックブロックから詰め物・かぶせ物を削り出します。修復物ができたら、患者さんのお口に装着して治療終了です。
セレック治療のメリットは、かかる期間が短いことです。当院では、通常は型採りの2日後に装着が可能です。もしも、当日の装着をご希望の方がいらっしゃいましたら、事前にお伝えください。可能な症例であれば、当日に治療ができるよう対応します。ただし、当日治療の場合は、通常の費用の20%を上乗せした料金となりますので、あらかじめご了承ください。
白い詰め物・かぶせ物の治療をしたいけれど、あまり時間がないという方は、まずは当院にご相談ください。
CTによる診断
当院では、歯科用CTを導入しております。 こちらの機器は、インプラントや外科処置が必要な場合など、 3D上で立体的に解析することができ、通常のレントゲンよりも精密に診査診断をすることができます。 そのため、治療前にリスクがあるか分かりますので、患者さんにとってより不安の少ない、治療を提供することが可能になります。
インプラント
歯はお互いに押し合いながら、力のバランスが取れた場所に収まっています。もしも歯を1本失ったまま放置すれば、隣の歯が倒れてきたり、噛み合わせの歯が伸びてきたりします。そのような状況を防ぐために歯を補う治療が必要ですが、その中でも自然な見た目で、他の歯に負担がかからないのが、インプラント治療です。
インプラント治療とは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め混み、そこに人工歯冠を装着する方法です。通常、人体は体内に異物が入ると、拒絶反応を起こしますが、人工歯根はチタン製のため、顎の骨と結合します。そのため、固定性が得られ、食事や会話の際もグラつきにくいのがインプラントのメリットです。
インプラント治療の流れは、まずは検査を行い治療が可能かどうか診断します。その後、人工歯根を埋入する手術を行います。手術後は、骨と人工歯根が結合するのを数か月間待ち、支台を装着します。型採りをし、人工歯冠を製作し、これを装着したら治療終了です。
インプラント治療後は、品質の維持にメンテナンスが不可欠となるため、歯科医師の指示に従って定期的にご通院ください。ケアを続けることで長い間インプラントを保つことができるでしょう。
入れ歯では装着感や見た目に不満がある方にはインプラント治療がおすすめです。
審美治療
歯は食事や会話の機能を支える器官であるだけでなく、お顔の一部として、人の印象を左右する場所でもあります。当院では、白い詰め物・かぶせ物治療や、ホワイトニングなどといった、お口元の美しさを維持・向上させる治療も行っています。
当院でご提供している白い詰め物・かぶせ物治療には、セラミッククラウン、メタルボンドクラウン、セラミックインレー、ラミネートベニアなどの種類があります。
セラミッククラウンは、土台にも外側にもセラミックを使用したかぶせ物です。セラミックしか使われていないため、透明感があり、見た目が自然です。
メタルボンドクラウンは、土台が金属で外側にセラミックを焼き付けたかぶせ物です。土台が金属のため、見た目に透明感はないですが、頑丈なのが特徴です。
ラミネートベニアは、セラミックの板のような物で、歯の表面に貼り付けます。それによって、前歯などの形や色を整える治療法です。表面を薄く削って装着するため、健康な歯を削る量はそこまで多くありません。
当院で取り扱っているホワイトニングの方式は、オフィスホワイトニングです。これは、当院で完結するホワイトニングです。ご自分で薬剤を注入したり、マウスピースを装着したりする必要がなく、当院にお越しいただくだけで処置が受けられます。
歯の治療が全て終わり、見た目にも気を使いたいという方は、一度ご相談ください。
歯周病治療
歯磨きの際に出血がある、口臭を感じる方はいらっしゃいませんか?その場合、歯周病にかかっている可能性があります。歯周病は歯を支える骨が細菌によって溶かされていく病気です。放っておくと、抜歯を余儀なくされることもあります。お口に異変を感じたら、一度歯科検診を受けましょう。
歯周病は歯垢や歯石がたまり、細菌が繁殖することで、歯ぐきが炎症を起こすことから始まります。そのため、歯垢をためないように、日ごろから正しいブラッシングやフロッシングを行うことが必要です。
歯周病になると、歯と歯ぐきの間の歯肉溝に歯周ポケットが形成されます。病気が進行するにつれて、炎症が進み、歯周ポケットが深くなるため、歯周ポケットの深さで進行度合いを検査することができます。歯周ポケットが3mm程度で軽度の歯肉炎、4mm程度で中等度の歯周病、6mm以上だと重度の歯周炎と診断されます。
歯周病の治療は、歯石や溶かされた歯周組織の除去により行います。重度の場合は、歯肉を切開し、溶かされた歯周組織を除去する外科処置なども必要になります。
治療の流れとしては、歯周病検査後、歯石除去を意味するスケーリングや、歯根の表面を滑らかにするルートプレーニングなどを行います。治療をしたら、再度検査をし、症状の確認をします。このように、治療と検査を繰り返し、改善を図ります。
歯周病は再発しやすい病気と言われています。治療が終わったら、毎日のブラッシングで歯周病の再発を予防しましょう。
入れ歯
虫歯・歯周病などで抜歯をした後は、歯を補う治療を受けましょう。放置していると、歯並びの崩れや顎の骨の吸収などが起こる可能性があります。歯を補う治療方法として、外科処置の必要がないのが入れ歯治療です。当院では、保険の入れ歯以外にも、自由診療の入れ歯も取り扱っています。
当院で取り扱っている自由診療の入れ歯は、複数あります。
金属床義歯は、粘膜に付着する床の部分が金属でできた入れ歯です。床の部分が保険適用のレジン床義歯よりも薄いため、装着時の違和感が少ないほか、飲食時に食べ物の温度が分かり、より食事を楽しむことができます。金属床義歯の中でも、チタン床義歯は金属としては軽量であるため、装着感が他の金属床よりも軽やかになります。
ノンクラスプデンチャーは、歯に引っかけるバネがない部分入れ歯です。保険適用の部分入れ歯は、隣の歯にバネを引っかけて固定しますが、ノンクラスプデンチャーは残った歯を樹脂で包み込むようにして装着します。見た目がより自然で、装着した際の違和感が少ないことが特徴です。
このように、当院では、保険適用の入れ歯も含め数種類の入れ歯を採用しています。患者さんのご希望に合わせた入れ歯治療をご提案します。